長良橋南
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糖尿病について
◆ 糖尿病とは
血糖を血液中に取り込むために重要な働きをするインスリンというホルモンが膵臓から分泌されますが、そのインスリンの作用不足により、血糖が吸収されず血糖値が上がったままのいわゆる高血糖の状態のことを糖尿病といいます。

◆ 糖尿病予防と治療
糖尿病は、しっかりした自己管理で防げる病気です。
糖尿病の最も重要な予防は肥満防止です。つまり太り過ぎないためにも、食事の量と栄養のバランスに気を付けましょう。食事療法は、糖尿病に効果のある、基本となる治療法です。
1.できるだけ間食をひかえましょう
血糖値を上手にコントロールするために、間食はできるだけしないこと。とくにケーキ類などの甘いものや果物、清涼飲料水などは、血糖値を急上昇させるのでひかえめにしましょう。
2.食べるときは野菜や海藻を最初に
野菜や海藻、きのこなどか ら食べ始めると、血糖値の上昇がゆるやかになります。そして野菜や豆類などで少しお腹をふくらませておくと、血糖値を挙げる肉類やご飯の量を減らすことができます。
3.腹八分目がちょうどいい
いつもお腹いっぱいに食べてしまうと余分なブドウ糖をつくり、糖尿病を発症させる最大の原因となります。とくに脂肪分の多い肉類の食べすぎは、カロリーの取りすぎにつながりやすいので、量を少しひかえるようにし、毎日続けて食べるのも避けましょう。
4.早食いはしない
早食いは食べすぎの原因となり急激な血糖値の上昇につながり、膵臓に負担をかけます。ひと口入れたら、箸を置くクセをつけ、意識的にゆっくり食事をすることを心がけましょう。
もし、糖尿病になってしまったとしても、血糖を下げる薬やインスリン注射といった治療法がありますが、治療は一生に渡って続くので、自己管理が大切になってきます。
◆ 糖尿病の薬物療法
糖尿病の薬にはいろいろな種類があります。薬の種類としては、飲み薬と注射薬があります。
■ 飲み薬
飲み薬では、インスリン の分泌を良くするもの・効きを良くするもの、食事でとった糖の分解・吸収を遅らせるもの、糖の排泄を促すものがあります。
■ 注射薬
注射には、インスリンの分泌を促す注射や、インスリンそのものを外から補う注射があります。